平成26年度 第8回FD研修会を開催しました。

     平成26年度 第8回FD研修会

     日 時  : 平成27年1月31日(土)13:00~17:10

     場 所  : 教育学部棟2階20番教室

     題 目  :  「環境寺子屋」成果報告会

     出席人数:  96名

     

     

     今回のFD研修は、文部科学省からの特別経費として補助を受けている環境寺子屋の成果報告会として行いました。同取組(寺子屋プロジェクト)は教育学部の1000時間体験活動の一部として、教員を目指す大学生の「科学嫌い」を克服するための、実験や観察を必ず伴う学習体験活動を主としています。本研修では、文科省の特別経費の予算措置期間の最終年度(3ヶ年の予算措置)を環境寺子屋が迎えるにあたり、この間の成果と課題を報告するとともに、今後に向けた活動方針や内容について討議する場でもあります。 第一部として、小川教育学部長からの挨拶があり、続いて松本室長から「環境寺子屋が目指したことー成果と課題ー」と題して、過去7年間における環境寺子屋の経緯や教育内容の概要について報告がありました。

     第二部として、特に今回の特別経費において中心的な活動として位置づけていた地域と国際社会との関わりについての報告がありました。国際的な取組については、多久先生、松本室長から、地域との連携については、大谷修司先生から秋鹿町との休耕田を用いた年間8回におよぶ活動の紹介がありました。また、中学生ロボットコンテストにかかわり大学生と附属中学校の生徒との連携について橋爪先生から報告がありました。 第三部は、実際の活動について寺子屋学生の方から3組の発表があり、力強い学びの姿とその重要性について聞くことができました。また、テキサスA&M大学から招いた2人の教育者から、米国の科学教育事情や科学的な根拠に基づいた水質や土質調査の実際について

    報告がありました。 最後に、以上を振り返り、国立教育政策研究所の五島政一先生より、総評と取組の重要性について報告を受けました。特に、アースシステム教育と五島先生の名付けた教育方法について、その内容のストロングポイントについて解説をされるとともに、環境寺子屋のこれまでの活動について賞賛を頂きました。また、会場の現職教員、島根県の指導主事、科学館、

    博物館の職員から、活発な意見、議論を頂き、総じて高い評価を頂きました。