平成26年度「学校教育実践研究」成果発表会を開催しました。
平成26年度「学校教育実践研究」研究成果発表会を開催しました。
日時:平成27年3月16日(月)
場所:島根大学教育学部棟24、25番教室
この研究成果発表会は、島根大学教育学研究科の学生が「学校教育実践研究」の研究成果報告を行う場です。「学校教育実践研究」とは、学生が、学校教育現場において「いま課題になっていること」や各自の実践的な問題意識を研究テーマとして設定し、指導教員や附属学校園教員の指導のもと、一年間かけて、研究および、研究に基づいた教育実習を実践するというカリキュラムです。
今回の研究成果発表会は、昨年9月の中間発表会において、ポスターセッション形式で発表された研究テーマの最終報告となります。昨年の秋以降、各学生は、みずからの研究テーマにそって、それぞれ附属学校園で教育実習を行い、今回は、その実習成果に基づいた最終報告を行ないました。18名の学生が二会場に分かれて発表を行い、それぞれの会場には、教育学研究科の学生および教員が参加して、熱心なプレゼンテーションおよび質疑がなされました。
発表した各学生は、一年間にわたって取り組んできた研究および実習によって多くの成果を得たと同時、実際の実習において研究成果を活かすことの難しさを改めて実感し、それぞれがみずからの更なる課題を噛みしめる良い機会になったようです。
以下に、今回の研究成果発表会の発表題目一覧を掲載しておきます。
発表題目一覧
・発達障害児における金銭管理の指導方法の検討〜自閉症児に視点を当てて〜
・別室登校をしている児童・生徒の教室復帰に向けた支援方法の検討
・文法指導における効果的な方法の開発――導入における使用例文と指導方法について
・運動意欲に差のある子供を混在させたグループによる課題解決型授業実践の取り組み〜生徒の運動意欲の運動有能間に着目して〜
・小学校音楽科における効果的な板書の方法に関する実践研究
・小学校音楽科における演奏者との協働による授業実践研究
・映像と音との関わりに着目した「創作」指導法の実践的研究
・小学校家庭科の食生活学習における持続可能な開発のための教材開発
・食品の選択と安全性への関心を高める学習指導の工夫
・既習事項を教科書を使ってふりかえる活動が生徒の学習方略に与える効果の検討
・松江藩の特産物を事例とする地域資料の教材化
・中学社会科・地理的分野における教材開発―ヨーロッパ州を事例に―
・芥川龍之介「トロッコ」―「語り」の授業実践―
・声の支えと共鳴に着目した発声指導に関する研究
・腹式呼吸に着目した発声指導に関する研究
・視聴覚教材の活用による発声の理解に関する研究
・小学二年生における鍵盤ハーモニカの指導法に関する一考察
・プラスチックの性質と用途を関連させた実験教材と学習カリキュラムの開発