平成25年度 第6回FD研修会を開催しました。

    平成25年度 教育学部 第6回FD研修会を開催しました。
     日 時 : 平成26年1月22日(水)16:45~17:20
     場 所 : 教育学部棟5階多目的ホール
     題 目 : 「学部入試改革に関わる基礎的分析」
     出席人数: 69人
     
     今回のFD研修会では「学部入試改革に関わる基礎的分析」と題する講演が行われました。前半はFD戦略センター長小川巌教授がAO入試入学者の動向について報告を行なった。理系のAO入学者の理系主専攻選択率は、約50%で、理系以外の専攻の選択者も存在すること、また、退学・休学は学部全体で少なく、他方式の入試入学者とAO入試入学者の間に大きな差は認められないという結果を指摘した。
    続いてFD戦略センター兼任教員御園真史准教授から、入試方式別のGPA(大学での成績を得点化したもの)について報告があり、入試方式の違いによるGPA得点に有意な違いは認められず、学生全体としては順調に成績を伸ばしていることが判明した。なお、「一般教養ちからだめし」の成績では、数学と英語の2科目でAO・推薦I入試グループと前期・後期入試組みとでは有意な差が存在する。「学ぶ力」が育っているようにみえる大学での成績評価に対して、教員採用試験では「知識」「技能」が依然として重視される傾向がある。こうしたギャップをどのように克服していくかが今後の学部教育の課題となるという重要な指摘を受けた。