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現代社会を象徴する言葉は,「変化」,「変貌」です。わずか十年前には存在しなかったモノがいつのまにか開発され,だれもが手に入れることのできる時代,かつては当然だと考えられていた常識,社会的に認められていた価値が,これまた,いつのまにか否定され新たな価値に取って代わられる社会が私たちの眼前にあります。変化のスピードは多くの人々の戸惑いを尻目に,ますます加速するはずです。
この急激な社会変化は,当然,子ども達の教育のあり方にも大きな影響を与えており,子ども達を取り巻く環境や生活の変化は,私たちおとなが想像する以上に大きいのです。溢れるモノ,情報の洪水,何が正しく,何が正しくないことかの判断に迷う多様な価値観の存在,子ども達を取り巻く環境は,まさに,子ども達を右往左往させる以外の何ものでもなく,多くの子ども達にとって,今の日本社会は必ずしも生き易い環境ではないという指摘もあります。
いま,学校は様々な「問題」を抱えていると言われますが,よくよく考えてみると,学校が抱える「問題」の中には,学校を取り巻く社会の側に起因するものが数多くあり,「問題」発生の原因は学校の内部にではなく,激しく変化する社会という外部から学校にもたらされている可能性が高いのです。 |