平成29年度 第10回FD研修会を開催しました。

公開日 2018年03月13日

平成29年度 教育学部 第10回FD研修会を開催しました。

 日 時 : 平成30年2月28日(水)15:30~16:15
 場 所 : 教育学部棟5階 517多目的ホール
 内 容 : 「学校教育実習の今年度までの取り組みと次年度に向けて」
 出席人数:56名

  本学部の学校教育実習は、4年間を通して継続的・段階的に実施される点に大きな特徴がありますが、それらを履修した1~4各学年の学生を対象とするアンケート調査が毎年実施されてきています。今回のFD研修会では、その調査結果や、教育実習の現状と課題について、学部附属教育支援センター実習部会よる報告と、質疑応答を行いました。
 まず槇原茂教授より、今年度の学生を対象に実施した「学校教育実践研究1・教育学部で学ぶこと・学校教育実践研究2、学校教育実習3・4・5に関するアンケート結果」の報告がありました。そして、学生自身の感じた教育実習の達成度・充実度は、全般に高い水準を維持していること、教職志向性は昨年度と同様の結果であるが、学年が進むにつれて教職志向に対して教育実習が大きな影響を与えるようになっていることなどが、指摘されました。
 また、西村覚実習部会長からは、学部教員をより効率的に活かす体制を工夫する必要があること、附属学校園からも学部教員のさらなる組織的な支援を期待されていることなど、教育実習の現状と課題についての説明がありました。質疑応答では、データ分析の精度を一層高めていくための提言や、調査結果についての異なる解釈の可能性、これまで以上に自ら学びを深めていける学生を育てていく必要性など、さまざまな意見が出され、熱のこもった議論が交わされました。
 今後も、このような情報共有の機会を設け、より効果的な教育実習の実現に寄与できるよう、工夫を重ねていきたいと考えています。

 

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